今回はオートロック開錠システムの改良についてお話ししていきます。
マンションのセキュリティといえば、オートロックは今や標準装備となっています。近年では利便性の高いシステムの導入も進みつつあるため、3種類のシステムについて解説していきます。
1.従来のオートロック開錠システム

こちらは鍵穴にカギを差し込み、オートロックを開錠する従来のシステムとなります。世の中のオートロックマンションの開錠システムの大半がこのシステムといえます。
2.ノンタッキーオートロック開錠システム

こちらはインターホンパネルにセンサー部分にカギを近づけるだけで開錠できるシステムです。鍵穴にカギを差し込む作業が不要となるため、重い荷物を持っているなど、楽に出入りができます。また、カバンやキーケースに入れたままでもセンサーに近づければ開錠できる点も非常に便利です。
3.ハンズフリーオートロック開錠システム

こちらはカギを持っているだけで開錠ができるシステムです。両手が塞がっている状態や体が不自由な方に非常に便利です。開錠センサーの範囲も調整ができるため、使用環境に応じた対策も可能です。ただし、この工法は利便性が大幅に向上する反面、デメリットがあります。カギを取り出す動作が発生しないため、居住者と第三者の区別がつかず、共連れで建物内に入れてしまう事です。この工法を検討する際には防犯面に関する部分も検討したうえで導入が必要と考えます。
以上です。更に詳しい情報が知りたい方はエースマンション管理士事務所へお気軽にご相談ください。