今回は外壁塗装による色彩改良についてお話しして
いきます。
外壁が塗装仕上げの住宅・マンションにおいては、
外壁塗装塗替え時に外壁色の改良が可能です。
これは外壁タイル仕上げには実施できない外壁
塗装仕上げマンションの特権になりますので、
外壁塗装塗替え時は色彩改良を推奨いたします。
外壁の色彩を改良するにあたり、まず注意しなくては
ならないのが、地域別に景観条例が存在する点です。
この条例の目的は、例えば住宅街に1件だけ真っ赤な
外壁色の住宅が存在すると、その地域の風合いが
崩れてしまいますよね?このようなケースを防ぐ
ため、その地域ごとに使用できる色の鮮やかさに
制限をかけてその街の外観を調和させる目的が
あります。
外壁色を改良する場合、どのような外観になるのか、
コンピューターグラフィック(CG)で外観イメージ
写真を作成する事ができます。
先日私が実施した色彩改良住宅のCG写真を紹介
いたします。
【現状写真】

【ホワイト系統案】
-1024x768.jpg)
【ベージュ系統案】
-1024x768.jpg)
【グレー系統案】
増築階段側(2-27)-1024x768.jpg)
こんな具合に仕上りイメージを確認しながら外壁の
色彩改良計画を進めていきます。
また、3パターン程度の案が絞れた段階では、
マンション管理組合の理事会だけで採用色を決める
のではなく、全居住者へ色彩希望アンケートを行い、
合意形成を図る事もおすすめいたします。
色の好みというのは人それぞれですので、少数の
意見だけで決めてしまうとトラブルに発展して
しまいますのでご注意ください。
もう1つ注意事項としては、CG写真だけで外壁色を
決めてしまうと、想像と少しイメージが違う。。と
いった事象も発生する事があります。
この事象を防ぐためには、採用色が決まった際には、
A4用紙サイズ程の塗装見本板を取り寄せ、現物を
確認してから塗装を進める事で対策可能です。
以上です。更に詳しい情報が知りたい方は、
エースマンション管理士事務所までお気軽にお問合せ
ください。