今回は外壁塗装による色彩改良についてお話しして

いきます。

外壁が塗装仕上げの住宅・マンションにおいては、

外壁塗装塗替え時に外壁色の改良が可能です。

これは外壁タイル仕上げには実施できない外壁

塗装仕上げマンションの特権になりますので、

外壁塗装塗替え時は色彩改良を推奨いたします。

外壁の色彩を改良するにあたり、まず注意しなくては

ならないのが、地域別に景観条例が存在する点です。

この条例の目的は、例えば住宅街に1件だけ真っ赤な

外壁色の住宅が存在すると、その地域の風合いが

崩れてしまいますよね?このようなケースを防ぐ

ため、その地域ごとに使用できる色の鮮やかさに

制限をかけてその街の外観を調和させる目的が

あります。

外壁色を改良する場合、どのような外観になるのか、

コンピューターグラフィック(CG)で外観イメージ

写真を作成する事ができます。

先日私が実施した色彩改良住宅のCG写真を紹介

いたします。

【現状写真】

【ホワイト系統案】

【ベージュ系統案】

【グレー系統案】

こんな具合に仕上りイメージを確認しながら外壁の

色彩改良計画を進めていきます。

また、3パターン程度の案が絞れた段階では、

マンション管理組合の理事会だけで採用色を決める

のではなく、全居住者へ色彩希望アンケートを行い、

合意形成を図る事もおすすめいたします。

色の好みというのは人それぞれですので、少数の

意見だけで決めてしまうとトラブルに発展して

しまいますのでご注意ください。

もう1つ注意事項としては、CG写真だけで外壁色を

決めてしまうと、想像と少しイメージが違う。。と

いった事象も発生する事があります。

この事象を防ぐためには、採用色が決まった際には、

A4用紙サイズ程の塗装見本板を取り寄せ、現物を

確認してから塗装を進める事で対策可能です。

以上です。更に詳しい情報が知りたい方は、

エースマンション管理士事務所までお気軽にお問合せ

ください。

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