今回は大規模修繕工事の完了検査についてお話し
していきます。
工事が完了すると仕上がりに問題がないか検査を
行います。通称「足場解体前検査」とも呼びます。
足場を解体してしまうと不具合部分の確認が
できなくなってしまうため、大事な検査となります。
先日私が検査を行い、施工業者へ指摘した
代表的な写真を以下に添付しますのでご参考に
して頂ければ幸いです。
●検査状況
●検査状況
●鉄部塗装部分のかすれ
●外壁タイルの汚れ(白華現象)
●バルコニー天井雨樋貫通部分の巣穴(ピンホール)
●バルコニー手摺壁天端部分のへこみ(クレーター)
●バルコニー手摺壁と金物根本部の隙間
こういった内容を施工業者へ指摘し、手直し
工事を行わせ、是正確認後、足場解体という
流れとなります。
しかし、今回のような検査を管理組合側で実施
する事は難しいため、多くのマンションでは、
施工業者任せになってしまいます。
この問題を解決するには第三者のチェックを
入れるのが最も有効な手段です。
本件の相談等あれば、エースマンション
管理士事務所へお気軽にご相談ください。