今回は外壁ドローン調査について、お話ししていき
ます。
近年タワーマンションのような高層マンションの
増加に伴い、外壁ドローン調査が注目を集めており
ます。
外壁ドローン調査に関する情報を以下に記載
いたします。
【外壁ドローン調査とは?】
プロペラの付いた小型の航空機体にカメラが
付属されており、目視では確認できない高層部分
のひび割れやタイルの不具合を調査できる方法
です。

【ドローンを飛ばすためには?】
ドローンを操縦するには自動車の運転と同様に
免許が必要です。また、ドローンを調査する前に
役所や空港関係先へ申請が必要となります。
【赤外線付きドローン】
外壁ドローン調査の当初はカメラで外壁の状況を
撮影する事でしかできませんでしたが、近年は
赤外線付きのドローンが普及しており、調査精度が
向上しております。

【建築基準法第12条点検との関連性】
東京都の場合、5階以上かつ床面積1000㎡以上の
建物は10年に1度外壁の全面打診調査を行う事と
建築基準法で定められております。
(上記以外にも緩和措置がありますが、ここでは
説明を割愛いたします)
この全面打診調査は屋上からブランコを吊って
実施をする事が一般的でしたが、法改正により、
ドローンに搭載された赤外線調査でも代用可能
となりました。
【赤外線ドローン調査の注意点】
赤外線が搭載され、調査精度が上がったドローン
調査ですが、得られる情報としては、外壁の不具合
範囲の特定までで、外壁タイルが何枚浮いているかは
特定できない懸念事項もありますのでご注意くだ
さい。
外壁の不具合傾向を調べるという観点では有効な
調査ではありますが、実際に改修工事の補修数量を
算出するための調査としては精度が劣るというのも
念頭に置いておく必要があります。
更に詳しい情報が知りたい方は、エースマンション
管理士事務所までお気軽にご相談ください。