今回は2025年度版のマンション管理会社受託戸数ランキングがマンション管理新聞で発表されましましたので本件についてお話ししていきます。

はじめに

マンション管理会社を選ぶ際、その実績の一つの指標になるのが「受託戸数」です。多くのマンション管理を受託している会社は、ノウハウや対応力が期待できますが、その一方で「大手だから安心」とは限らない面もあります。今回は、最新の管理会社受託戸数ランキングをもとに、選定・変更時のチェックポイントも交えながら解説します。

📊 受託戸数ランキング(2025年度版)

順位会社名受託戸数(戸)主な特徴
1位日本ハウズイング508,812戸業界最大手・全国対応・独立系
2位東急コミュニティー473,527戸高級物件管理も多く独自システムに定評
3位大京アステージ424,628戸ライオンズ・サーパスなどの系列物件に強い
4位長谷工コミュニティ412,768戸分譲施工の長谷工と連携・効率的な運営が特徴
5位三菱地所コミュニティ332,892戸マンション管理アプリ「クラセル」が好評
6位大和ライフネクスト285,173戸コスモシリーズを中心に管理・管理員を高水準教育
7位合人社計画研究所257,917戸独立系でコスト面に定評あり
8位三井不動産レジデンシャルサービス218,010戸三井系列物件の管理が中心。高級物件管理も多い
9位野村不動産パートナーズ182,306戸プラウドシリーズを多く管理・資産価値維持に注力
10位あなぶきハウジングサービス173,036戸西日本最大級の管理会社・独立系

🔍 受託戸数が多い=良い管理会社?

一見、受託戸数が多いほど「信頼されている証」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。

【メリット】

  • 管理業務のノウハウが豊富
  • システム化や人材教育が整っている可能性大
  • 地域ごとのサポート体制がある

【デメリット】

  • 担当者1人あたりの管理物件数が多く、対応が雑になる可能性
  • 一律的な対応で、理事会の個別要望に応えにくい場合あり
  • 変更要望や改善提案への柔軟性に欠けることも

🧭 管理会社を選ぶうえで見るべきポイント

  • 管理戸数だけでなく、「管理品質(対応力・柔軟性)」を確認する
  • 担当者の変更頻度や理事会対応の丁寧さ
  • 修繕や清掃業務などの外注先との連携状況
  • 長期修繕計画や会計処理の透明性

以上です。管理会社の変更検討など、ご相談がありましたらエースマンション管理士事務所へお気軽にお問合せください。

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