今回はマンション管理適正評価制度についてお話し
していきます。
マンション計画認定制度とかなり名称が似ていて
混乱しますが、全く別の制度です。
管理適正評価制度は「★の6段階評価のほう」と
覚えておくと忘れないです。
【本制度開始時期】
2022年4月
【目的】
これまでマンションの管理運営状態を評価する
仕組みがなかったため、明確に管理運営状態を
数値化するために作られた制度です。
【管理組合のメリット】
①1つ1つの課題に取り組み改善していく事で
管理の行き届いた運営が実現される。
②数値化された管理状態の最新情報を一般公開
する事で市場での評価が期待できる。
【登録期間・登録料】
1年ごとに更新・登録料5,500円+評価者への
申請手数料(マンション管理会社・
マンション管理士等)
【評価者】
管理業協会の講習を修了した管理業主任者
又はマンション管理士
【認定基準】
全部で30項目の内容を満たす事が必要ですが、
主な内容3つを以下に記載します。
①管理規約が標準管理規約に準拠していて
主要な改正項目が更新されているか。
②総会承認を得ている長期修繕計画書が
存在するか。
③管理費や修繕積立金の滞納率が低く、
修繕積立金が著しく低額でないこと。
※管理適正化評価制度は管理認定制度と比べ、
修繕積立金の具体的な金額等の設定はない
ため、「この項目をクリアするのはきつい」
といった項目は見当たりませんでした。
しかし、審査項目数が全部で30項目あり、
書類関係の作成・整備・保管を徹底して
いないと、じわじわ点数を落とし、★が
欠けてしまう管理組合も多いのでは?と
感じました。
評価基準全30項目を確認する場合は、マンション
管理業協会のホームページで閲覧可能です。
更に詳しい情報が知りたい場合はエースマンション
管理士事務所へお気軽にご相談ください!