今回は外壁塗装についてお話ししていきます。
マンション大規模修繕工事の標準的な塗装工程は、
①下塗り②中塗り③上塗りの3回塗りです。
まずは下塗りについてご説明いたします。
下塗りの工法は「平塗り工法」と「厚付け工法」の
大きく分けて2つに分類されます。
平塗り工法が向いている建物は外壁にひび割れが
少なく、既存塗膜の状態が良好な場合に採用
する事が多いです。コストは厚付けよりも
抑える事ができます。
↓平塗り工法の参考写真
(塗料の粘度はとんかつソース位のイメージ)

続いて厚付け工法が向いている建物はひび割れ等が
多く、躯体を保護する必要があるときに採用
いたします。コンクリートの劣化を抑制する事が
できます。
↓厚付け工法の参考写真
(塗料の粘度はホットケーキミックス位のイメージ)

次に上塗り塗料について説明いたします。
上塗り塗料のグレードによって、大規模修繕工事の
修繕周期が変わってくるため、慎重に選択する
必要があります。
代表的な上塗り材4つの特性を表にまとめました。
大規模修繕工事の修繕周期を13年~15年程度
目指したい建物は「2.ハルスハイリッチシリコン
樹脂塗料」を選定し、大規模修繕工事の修繕周期を
18年~20年程度を目指したい建物は「4.ハルス
ハイリッチ無機有機ハイブリッド塗料」の選定を
オススメします。
※ただし、外壁が全面塗装仕上げの建物に限る。
更に詳しい情報が知りたい方はエースマンション
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