今回はマンション室内への雨漏り調査についてお話し
していきます。
マンションの築年数が経過していくに連れて室内への
漏水リスクが高まっていきます。
漏水原因は屋上・屋根・外壁・窓廻り等、マンション
ごとに異なります。
雨水が浸入してくる上の屋根の防水工事を行えば
漏水が改善される事もありますが、屋根の防水工事を
行ったのに漏水が止まらないケースもあります。
漏水が止まらないケースの場合、天井コンクリートの
ひび割れが水みちとなり、思いもよらない部分からの
雨水浸入というのも珍しくありません。
以下に漏水調査の主な方法5つの概要を記載いたし
ますので、参考にして頂ければ幸いです。
①目視調査

【概要】
・最も簡易的な調査方法
・漏水している室内の確認
・漏水が起因していると推測される部分の確認
(防水層の劣化やシーリングの破断等)
・調査費用目安:無料~3万円程度
②散水調査

【概要】
・雨水浸入口と推測される部分への散水
・漏水原因が屋根なのか外壁なのかの識別が可能
・水が浸透するまで時間が掛かる難点がある
・詳細な雨水浸入箇所の特定は難しい場合がある
・調査費用目安:5万円~10万円
③発光液調査

【概要】
・見た目は透明な水であり、ブラックライトで発光
・発光液の色を分ける事で漏水箇所が特定しやすい
・漏水箇所が複数の場合、特に効果が発揮されやすい
・調査費用目安:10万円~15万円
④電気抵抗調査

【概要】
・鉄筋コンクリート造に適している漏水調査
・漏水に伴うコンクリートの科学反応物質が通電
(エフロレッセンス)
・雨水浸入箇所が特定しやすい
・調査費用目安:10万円~15万円
⑤ガス調査

【概要】
・使用するのは炭酸ガス又はヘリウムガス
・ガスは水よりも細い隙間に入っていく特性がある
・ガスを注入した出口側で検知器を用いて確認
・雨水浸入箇所が特定しやすい
・調査費用目安:15万円~20万円
目安費用については概算となります。詳細金額は専門
業者へ見積り取得をお願いいたします。
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