今回は東京とどまるマンションについてお話しして
いきます。
【東京とどまるマンションとは?】
地震等の災害発生時でも居住しているマンションに
とどまり、生活できるできるようにするため、
東京都が補助を行い、普及を図っている事業です。
【登録基準】
①1981年6月1日以降に建築確認を受け、新耐震基準
を満たしていること。
②旧耐震基準建物でも耐震診断や耐震改修による
耐震基準への適合が確認されていること。
③停電時でも水の供給と1基以上のエレベーターの
運転を同時又は口語に行える非常用電源設備が設置
されていること。
④防災マニュアルを作成していること
⑤下記いずれか1つの取り組みをしていること
・年1回以上の防災訓練の実施。
・3日分程度の飲料水や食料の備蓄。
・応急用資器材の確保。
・災害時の連絡体制の整備。
【登録表示】
東京とどまるマンションは星1つ~3つの3段階で
表示されます。三つ星を獲得するためには耐震
関係や非常電源設備等のハード面と防災訓練や
食料の備蓄等のソフト面、両方の対策が万全で
ある事が必要です。
【情報登録・閲覧制度】
東京とどまるマンションに登録された場合、東京都の
ホームページに掲載する事が可能です。そのため、
登録されたマンション管理組合は安心感が得られると
共に、中古売買市場においても、「防災対策が成さ
れているマンション」という付加価値があります。
【東京都の補助金】
東京とどまるマンションの普及を図るため、東京都
では補助事業を行っております。補助金の概要は
以下の通りです。
・災害時の簡易トイレ・防災キャビネット・炊き出し
器などの購入費用費用の3分の2補助。(限度額66万円)
※上記に加え町会等と連携して合同防災訓練を実施
すると10分の10補助してもらえます。
(減額額100万円)
【注意事項】
本制度や補助金については年度によって内容や金額が
変動する場合があります。最新情報については、
東京都のホームページをご確認ください。
以上です。
更に詳しい情報が知りたい方は、エースマンション
管理士事務所までお気軽にご連絡ください。