今回は2025年大規模修繕工事の相場情報についてお話ししていきます。

近年、物価高騰の影響で工事費用の高騰も不安視されております。これから大規模修繕工事を迎えるマンションの管理組合の皆様がどのくらい予算を見込んでおいたらよいのかの指標となるよう情報を提供します。

情報源は一般社団法人経済調査会が発行しているマンション修繕・再生編を参考文献としております。

データの収集概要

  • 調査サンプル数100件
  • 平均戸数84戸
  • 平均階数8.4階
  • 平均築年数31.6年

大規模修繕工事の全体費用比較

【2023年 大規模修繕工事 全体費用】

129.9 万円 / 戸

【2025年 大規模修繕工事 全体費用】

150.6 万円 / 戸

【増加比率】

15.9% 上昇

コメント】
2025年の大規模修繕工事の相場は戸あたり約150万円と分析されております。工事内容や建物の形状によってもう少し安価に施工できると思いますが、予算感としては、このくらい見込んでおくべきです。近年の人件費高騰等の影響で約15%程度大規模修繕工事の費用が上昇傾向にあると考えます。

工事種別ごとの変動

工事種別2023年2025年増減率コメント
仮設工事30.3万円 / 戸35.4万円 / 戸16.8%上昇安全基準強化・人件費の高騰が影響
タイル補修工事23.9万円 / 戸23.3万円 / 戸2.5%下降唯一の下降。
シーリング工事8.8万円 / 戸10.1万円 / 戸14.8%上昇人件費及び材料費の高騰が影響
塗装工事12.3万円 / 戸15.1万円 / 戸22.8%上昇人件費及び材料費の高騰が影響
防水工事33.4万円 / 戸40.8万円 / 戸22.2%上昇人件費及び材料費の高騰が影響

最後に2013年~2025年の12年間の大規模修繕工事費の全体の推移についてグラフで示しております。

コメント】
2013年の大規模修繕工事相場は戸あたり約93万円でした。そこから上昇を続け2025年は戸あたり約150万円となっております。この12年間で相場が上昇した大きな原因は以下の3つと推測します。

大規模修繕工事費用高騰の原因

  1. 2014年~2015年の東京オリンピック開催決定に伴う建築工事需要の高騰
  2. 2020年コロナショックによる材料費の高騰
  3. 慢性的に発生している建築業界の人手不足

まとめ

大規模修繕工事の費用の高騰は右肩上がりですが、工事費用を抑える方法や安価な施工業者を選定する方法はあります。大規模修繕工事に関する相談はエースマンション管理士事務所へお気軽にお問合せください。

参考文献:一般社団法人経済調査会「マンション修繕・再生編」

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