マンション管理において、「特に問題は起きていないから大丈夫」そう思っている管理組合ほど、静かに損をしているケースがあります。
今回は、私がこれまで多くの管理組合を見てきた中で特に多い“気づかないままの損失”を5つ紹介します。
① 管理会社の契約内容を「一度も見直していない」
管理委託契約は、毎年自動更新になっていることがほとんどです。
その結果…
- 10年以上、同じ業務内容・同じ金額
- 実態と合わない業務が残っている
- 他社と比べたことがない
👉 見直していない=適正とは限りません
契約書を読むだけでも、
「この業務、本当に必要?」と気づくことは少なくありません。
② 相見積もりを取らずに工事を発注している
修繕工事で非常に多いのがこのケースです。
- 管理会社の紹介業者だけで決定
- 見積書が1社のみ
- 金額の妥当性が分からない
これでは、
高いのか安いのか判断できません。
👉 相見積もりは「業者を変えるため」ではなく
👉 金額と仕様を適正化するための手段
取るだけで数十万〜数百万円変わることも珍しくありません。
③ 補助金・助成金の存在を知らない
実はマンション向けにも、
- 省エネ改修
- 防災対策
- バリアフリー化
- 長寿命化工事
などで、
国や自治体の補助金が使える場合があります。
しかし現実は…
- 「知らなかった」
- 「誰も教えてくれなかった」
- 「調べる人がいなかった」
👉 使えたはずのお金を、
👉 知らないだけで失っているケースが多いのです。
④ 保険を“入りっぱなし”にしている
マンションの火災保険・施設賠償保険も、
- 補償内容が過剰
- 逆に不足している
- 古い建物条件のまま
ということがよくあります。
特に最近は、
- 保険料の値上げ
- 補償条件の変更
が続いており、
昔のままの契約は要注意です。
👉 見直すだけで、
👉 補償はそのまま・保険料だけ下がることもあります。
⑤ 長期修繕計画が「作っただけ」になっている
長期修繕計画があっても、
- 10年以上見直していない
- 工事単価が古い
- 物価上昇が反映されていない
この状態では、
将来、修繕積立金が足りなくなる可能性大です。
👉 問題が表面化するのは10年後
👉 でも、手を打てるのは「今」
気づいた時には
「一時金徴収」や「大幅値上げ」になるケースもあります。
管理組合が損を防ぐために大切なこと
共通して言えるのは、
「誰かが見ているだろう」
「今まで問題なかったから大丈夫」
この意識が、
知らないままの損につながっているということです。
✔ 契約を見直す
✔ 比較する
✔ 数字を確認する
これだけでも、管理の質は大きく変わります。
まとめ
管理組合が損をする原因は、
**判断ミスよりも「無関心」や「情報不足」**であることがほとんどです。
「うちも当てはまるかも…」
そう感じた項目が一つでもあれば、
それは見直しのサインかもしれません。
以上です。更に詳しい情報が知りたい方はエースマンション管理士事務所へお気軽にご相談ください。


