今回はシーリング工事についてお話ししていきます。

シーリングとは窓廻りや外壁目地に施されている

ゴム状の防水材です。別名コーキングとも

呼ばれたりします。

↓シーリング工事施工中の参考写真

シーリング材が劣化すると外部の窓廻りから室内へ

漏水が発生してしまいます。台風などの壁に打ち

つけるような横殴りの雨で室内に漏水するケースの

ほとんどはこのシーリング材の劣化が起因して

おります。

マンション大規模修繕工事で使用されている

シーリング材の種類と特長は以下の通りです。

【ポリウレタン系シーリング】

塗装を上に被せる前提のシーリング材です。

期待耐用年数は12〜15年程度でコストと性能の

バランスが良いため、とても多くの工事現場で

採用されております。

【アクリルウレタン系シーリング】

塗装を上に被せる前提のシーリング材です。

期待耐用年数は15年〜18年程度でポリウレタン系の

上級グレードです。 ポリウレタン系に比べ材料費は

高くなりますが、耐用年数が長いため、

団地タイプの塗装仕上げの建物等で18年〜20年

サイクルで外壁修繕を計画したいマンション等で

採用されております。

【ポリサルファイド系シーリング】

シーリング材の上に塗装をせず、露出仕上げにする

シーリング材です。主な施工部位はタイルとタイルの

取り合い目地に用いられる材料です。

耐用年数は12年〜15年程度でタイル張りの外壁

マンションで採用されております。

【変性シリコン系シーリング】

シーリング材の上に塗装をせず、露出仕上げにする

シーリング材です。施工部位はタイルとタイルの

取り合いや金物と金物の取り合い等、シーリングが

露出される部分には場所は選ばす万能的に使用できる

のが特長です。耐用年数は12年〜15年程度で近年では

ポリサルファイド系より変性シリコンを採用している

現場が多い印象です。

【超耐久型変性シリコン系シーリング】

シーリング材の上に塗装をせず、露出仕上げにする

シーリング材です。名前の通り変性シリコン系の

上級グレードであり、近年の修繕サイクルの長期化に

伴い発売された商品です。期待耐用年数は15年〜18年

程度で修繕周期を延ばしたいタワーマンション等で

採用されております。

更に詳しい情報が知りたい方はエースマンション

管理士事務所へお気軽にご相談ください!

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